やさしい版:「AIを使ったか」ではなく「どれくらい使ったか」を書こう、という提案
いまのAI表示は「使った」か「使わない」の二択です。少し手伝ってもらった人も、ほとんど任せた人も、同じ扱いになります。それを0〜5の6段階で表そうという提案を、専門用語を使わずに書いています。
AIを使って作られたものに「AIが作りました」と表示する動きがあります。でも、その表示には困ったところがあります。
「使った」か「使わない」の、二つしかないのです。
同じ「AI使用」でも、中身はぜんぜんちがう
たとえば、2人が絵をかいたとします。
ひとりは、ほとんど自分でかいて、最後に色の相談だけAIにしました。もうひとりは、AIに全部かいてもらいました。
いまの表示だと、この2人は同じあつかいになります。どちらも「AI使用」です。
宿題でたとえると分かりやすいかもしれません。全部自分でやった人、友だちにヒントだけもらった人、ほとんど写した人。これを全部まとめて「手伝ってもらった」と書かれたら、最初の人は納得いきませんよね。
そこで、6段階にする
研究者が新しい発見を発表するサイト「arXiv(アーカイブ)」に、こんな提案が出ました。
AIがどれくらい関わったかを、0から5までの6段階で書こう。
これなら「ちょっと手伝ってもらった」と「ほとんど任せた」を、分けて伝えられます。
ただし、どのレベルがどういう意味なのかは、今回見られた範囲には書かれていませんでした。くわしい中身はこれから確かめる必要があります。
作るときだけでなく、使うときも
この提案には、もうひとつ変わったところがあります。
作るときのAIだけでなく、使うときのAIも数えるのです。
できあがったものを人が使う場面でも、AIが動いていることがあります。そこも合わせて示そう、という考え方です。
まだ提案の段階です
これは研究者が考えた案で、どこかの会社が「これを使います」と決めたわけではありません。
それでも、話が**「使ったかどうか」から「どれくらい使ったか」へ**動いているのは確かです。少しだけAIを使った人が「AIが作ったもの」とひとくくりにされてしまう問題に、答えを出そうとしています。
この記事は、専門用語を使わずに書いたものです。くわしい内容はもとの記事にあります。
出典: arXiv:2610.04021v1「The Reported Engagement with AI Level (REAL) Rating: A Framework for Disclosing Human-AI Collaboration」