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やさしい版:AIに「曲」ではなく「楽譜」を作らせたら、あとから直せるようになった

ある開発者がAIに音楽を作らせました。でも音そのものではなく、文字で書いた楽譜と、それを鳴らす装置を作らせたのです。なぜそのほうがいいのかを、専門用語を使わずに書いています。

あるプログラマーが、AIに音楽を作らせてみました。できたものを、だれでもブラウザで聞けるようにして公開しています。

ただ、たのみ方がふつうではありませんでした。

「曲を作って」とは言わなかった

音楽を作るAIに「曲を作って」とたのむと、ふつうは音そのものが返ってきます。録音された音楽のファイルです。

でもこの人は、順番に3つのことをたのみました。

  1. まず、音楽を文字で書き表す方法を考えて
  2. つぎに、その文字を読んで鳴らす道具を作って
  3. そのうえで、曲を作って

できあがったのは、文字で書かれた楽譜が6曲分と、それを鳴らすプレーヤーです。昔の冒険ゲームに出てきそうな音楽で、画面には夜の港が描かれています。

なぜ、わざわざ遠回りしたのか

音のファイルをもらうと、気に入らないところがあっても直せません。「ここの音だけ変えたい」と思っても、手が出せない。もう一度作り直してもらうしかありません。

文字の楽譜なら、ちがいます。気に入らない音符を、ひとつだけ書きかえられるのです。

録音された歌をもらうのと、楽譜をもらうのと同じちがいですね。楽譜なら、自分で弾きかえられます。

道具のほうを作らせた

もうひとつ、おもしろいところがあります。

このAIは、曲だけを作ったのではありません。音楽を書き表す方法そのものと、それを鳴らす道具も作りました。つまり、作品だけでなく、作品を作るための道具を用意したのです。

一度ためしただけなので、「AIは作曲がうまい」とは言えません。それでも、人があとから手を入れられる形で作らせる、というやり方があることは分かりました。


この記事は、専門用語を使わずに書いたものです。くわしい内容はもとの記事にあります。

出典: Simon Willison「Scrimshaw Jukebox」(個人ブログ)

Sources

  1. Scrimshaw Jukebox Simon Willison — simonwillison.net — 2026.10.07